2026年9月の月報|推しに振り回されながらも、リードは手放さない

アイドルにどっぷりハマって、溺れていくのを自覚した9月。

喜怒哀楽、あらゆる気持ちに振り回されながらも、飼い慣らし方を身につけた月だった。

9月のハイライト

まさか推しとプリクラが撮れるとは

まずはライブのために猛練習した、約20曲分の掛け声の成果を発表したい。

自己採点では90点。ほぼミスなくのどが枯れるくらい声を出したし、声出しがほとんどないブロックで先導できたことを褒めたい。めいっぱいの愛とパワーを込めて、推しの名前も叫んだ。

3万人いる会場のなかで、イントロクイズをしていたのはわたしだけだろう。早々に掛け声の特訓を諦めてカンペに頼ることを決めた妹のために、イントロが流れたと同時に曲名を告げるというミッションが課されていた(中盤、スクリーンに曲名が表示されると気づいてからは個人戦になって助かった)。

台風が接近中の悪天候ながらも熱が冷めやまず、帰路から今日まで思いが加速している。ハマって抜け出せないことをよく「沼」と言われるが、ステージできらきらと輝く人に夢中になるのは、蟻地獄のようだ。掴めそうでつかめることはなく、すべて星の砂に見えてくる。

じぶん観察記

推しのパート割りストレスを燃料に歌練

ハマってから曲をさかのぼって聞いていると、推しのパート割りの少なさに違和感を抱くようになった。

聞けば聞くほど「こんなにも魅力的な声で技量もあるのにたったこれだけ?」という引っ掛かりが運営への怒りに変わり、どうしようもない憤りと悲しみが沈殿してくる。

推しへの色眼鏡からこう思ってしまうのかも、とクールダウンしてみても、どうやらデビュー当時から他担を含めてファンの間で議論されているトピックらしい。

行き場のない気持ちを吐露したら「メンバー人気順なら仕方がない」と投げられ、思った以上に食らってしまった。歌割をリードボーカルと上位人気のメンバーで集中させるのは認知拡大のために必要なのかも、と自分を言いくるめてしまいそうになる。

頭のなかをこねくりまわした結果、わたしの歌唱力を上げて曲を完璧に歌い上げよう! という180度どころかぶっ飛んだ着地点に落ち着いた。

「どんなパートでも命をかけている」という本人のまっすぐな言葉に祈りを込めて、怒りも悲しみもぜんぶ“応援”という原動力に変えていきたい。

こころとからだのチューニング

金木犀の寿命を延ばしたい

今年は比較的、比較的(大事なので2回言う)夏がイージーだったので、秋の存在が色濃い。しかし、秋特有の儚さは健在で家の近くの金木犀は2~3日で姿を消した。

あまりにも早くて短い。こんなことだろうと思っていたので、その間は金木犀の香りで肺を満たせるように、寝る直前まで窓を開けてすごした。彼岸花も強い雨風にさらされ、あっという間に元気をなくしてしまった。

梅雨よりも梅雨模様が続いたことを言い訳に、朝のウォーキングもサボり気味になる。1度だけ雨のなか歩きに出たのは、ひと晩経ってもモヤモヤが抜けきらなかったから。結局スッキリすることはなかったが、雨でいつもよりひと気が少ない道を無心で歩いていくのは気分転換になる。考えがひとまとまりになり、気持ちが落ちついて、空模様に反して前向きになれた。わたしは思ったよりも脳筋らしい。

金木犀を見つけ次第、駆け寄っていた

ローカルスーパーに行けばおいしいものにありつける

シルバーウイークは茨城へドライブ。昨年の茨城ドライブでおいしいもの探しをしたのが気に入ったとのことで、母を連れていった。

note.com

道の駅や直売所を点々とまわってみるも、野菜や果物が割高で近所のほうが安いまであり、なかなかピンとくるものがない。小休止に茨城にも進出してきたセイコーマートに立ち寄り、コーヒーを飲んで気分転換をする。それからローカルスーパーをまわることにしたら、これがアタリだった。

店内製造のベーカリーコーナーで理想のきなこ揚げパンを見つけ、お惣菜・軽食コーナーでは具があふれんばかりのたまごサンドを発見。こういうスーパーではめずらしい食品が並ぶことがあるので、店内を縫うように練り歩いていく。

カートがパンパンになる前にレジへと向かい、買い物欲をコントロールすることも忘れない。旅先はどうしたって買いすぎてしまうことを学習済みなのだ。

黄みの食感がほどよく残された、はち切れんばかりのたまごサンド

今月のLike it

じわじわと気になってきて、ライブで確信した。このまま転がり落ちよう、と思えてしまうくらい夢中になっていることを、まだわずかに冷静な自分が見つめている。

ハマると情報を集めたくなる。ファンクラブサイト、Instagram、Xにあがっている写真をかたっぱしから保存して、キャプションに投稿日や掲載元などの情報をメモ。しばらくすると、ファン撮影ではなくオフィシャルの写真のみ保存したい、というマイルールに気づいてきた。

YouTubeコンテンツはお気に入りシーンをスクショで保存し、動きごと見たいシーンは動画編集したものを保存する。iPhone 17のストレージが最低256GBであることに救われた。

集めた大量の画像をプリントアウトして壁に貼り付けたら、さながら犯罪者だろうと思う。これらがデジタル空間にとどまっているおかげで人間を保っているのだ。

まだ冷静でいられるのは、サイン会やハイタッチ会などの接触には興味がなく、認知されたいという欲求がないから。グッズ購入やファンレター、各媒体でのコメントなどで微力でも“アンタを好きな人間はこんなにいるんだよ”というひとりになれたらと思っている。どうやらわたしの応援スタイルは、陰から見守るタイプらしい。

10月に向けて

2026年も残り3カ月。3カ月でなにかをやり遂げたい、新しいことにチャレンジしたい、という気持ちがふつふつとわいてきている。

具体的ななにかはまだつかめていない。いつも通りすごすなかで起こる些細な変化や発見に気づけたら、ぼんやりしたものが形になりそうな気がする。