メールを開くと「@cosme<M・A・C プレゼントご当選のお知らせ>」という、うれしい便りが届いていました。
当選したのはMAC「グロー プレイ テンダートーク リップ バーム」。2024年7月5日に発売された、夏の新作コスメです。
そういえばこの間ポチポチ応募したな~と思いだしつつも、どれに応募したのかは覚えていない......
運よく当たったらいいなくらいの感覚で応募しているので、プレゼント当選のお知らせが届く頃には、すっかり忘れてしまうんです。記憶をたどると、2色のうち1色を選んだことだけ覚えていました。
届いたのは「バンター」。MAC公式では、エフォートレスに惹きつけるシアーレッドと紹介され、ぎょっとしてしまうほどかなり奇抜なカラーです。正直、絶対使いこなせないと、マイナスな第一印象でした。
しかし恐るおそるぬってみれば、あれ?大丈夫かも......? と思いはじめるほど、ナチュラルな仕上がりにびっくり。初対面の個性的な印象とはガラッと変わり、意外にも普段使いしやすい発色です。
公式をチェックしてみると、
うそみたい、見た目からは想像つかない。本来の唇の色よりもヘルシーな血色感でわたしらしさ全開
わたしの気持ちを代弁したかのように、キャッチーな言葉が目にとまりました。
この色がこんなになじむの!? といわんばかりの自然な仕上がりです。
不思議な発色の秘密は、唇の水分量に反応して自分色にそまるから。「見たまま発色」ではなく「自分色」になるのがポイントです。
水分量に反応して色づくリップはほかにもありますが、保湿重視でほのかに血色感をもたらすリップクリームに近いものや、透け感がありグロスに近いものが多い印象です。
一方、MACのグロー プレイ テンダートーク リップ バームは、リップスティック並みの高発色ながらも、バームならではのうるおいとツヤを感じられる、まさにいいとこどり。
マットリップのように、唇を覆い隠して発色させるのではなく、唇の水分に反応して発色することで、内側からにじむように絶妙な血色と、肌色になじむカラーリングを発揮してくれます。
グロー プレイ テンダートーク リップ バームのバンターをぬった様子がこちら。本体のパキッと鮮やかな色味とは、ギャップがありますよね。
この日はコーラルピンク、サーモンピンクのような発色。別日に使ったところ、ベリーやプラムのように写真よりも青みがプラスされた発色になりました。
その日の唇の水分量によって、色が変化するのがおもしろい! こちらのリップバームを使うときは先にリップから仕上げてから、アイシャドウやチークでバランスをとるのがよさそうです。
予想をいい意味で裏切る、思いがけない発色が気に入り、今は使う頻度の高いリップです。
保湿成分としてシアバターやホホバオイルが配合され、ぷるんとつややかな仕上がりもお気に入りポイント。かといってペタペタした不快感はなく、軽やかでみずみずしい質感です。高発色ながらも唇の縦じわが目立たないのはありがたい......!
ティントのように唇そのものがしっかり染まるわけではないので、飲食によって落ちてしまいますが、崩れ方がきれい。完全に素の唇になるほど色が落ちきるわけではなく、まろやかな色味に落ち着き、口元が品のいいままです。
バームによるぬりやすさから、リップラインをきっちりとったり、はみださないように神経質になったりせず、ラフにぬってもおしゃれに、上品に仕上がる使いやすさもかなりありがたいです。
ずいぶんと下火になったコスメ熱が、MACのグロー プレイ テンダートーク リップ バームをきっかけに再熱しそうな予感。いつもとは違ったリップにチャレンジすると、新しい発見があってわくわくしますね。